思春期のセクシャリティ 同性を好きになったけどただの中二病なの? カミングアウトするのが怖い

大人の保健室へようこそ、セクマイカウンセラーのダイヤです。
今日のテーマは「思春期のセクシャリティ」。
コメント欄に質問をもらったからそのお返事をするね。

思春期のセクシャリティっていうことだと、大きく分けて二つのポイントがあると思う。
自認の問題とカミングアウトの問題ね。

自認の問題で言うと、セクシャリティってどの年代であっても同じように、すごく大切なことだよね。
若いからってダメとかそういうことは何もないし、
若いからってその人のセクシャリティを軽く考えるっていうことは絶対にあってはいけないよね。

自分のセクシャリティはなんなのかっていうふうに考えた時に一番いいのは、どの年代であってもいろんな可能性を考えておくことだと思う。
セクシャリティってすごく柔軟に変化するのね。
同性を好きな時期もあるし、異性を好きな時期もあるし、両方好きな時期もあるし、誰のことも好きにならない時期もある。
そういうふうに、一人の人の中でも数年おきにセクシャリティが変化するっていうのは、すごくよくあることなの。


だからどう生きるのが一番豊かでいられるかって言うと、可能性をオープンにしておくことだと思う。
どんな人をどんなふうに好きになるか、その可能性はいつでも無限大だって考えるのが一番豊かだと思うよ。
芸能人、同僚、先生、友達、恋人。

「自分はどんな人でも好きになる可能性があるんだ」
「世界中の人と愛情関係を作ることができるんだ」

そういうふうに思っておくのが自由でいいんじゃないのかな。

何より、自分がその人を思った時に感じるあったかい気持ち。
それこそが一番大事な真実だよね。
それこそがあなたという人間の本質であり、アイデンティティだよね。


年齢が若いからって

「気のせい」「思春期の思い違い」「中二病」

そんなことは全然ないと思う。

むしろ、10代で自分のセクシャリティについて考えてるってよっぽどのことだと思うのね。

「自分は同性愛なのかな」とか。
「自分はポリアモリーなのかな」とか。

相当その気持ちが強いんじゃないのかなと思うの。
でなければなかなか10代でそこまで自分のセクシャリティについて深く考えないよね。
自分の気持ちをごまかさずに真剣にセクシャリティに向き合っていてすごいことだなと思う。
すごく勇気のある素晴らしいことだと思うよ。

で、ここでみんなと一緒に新しいルールを作りたいんだけど、こういうのはどうかな?

セクシャリティは後から変えていいってことにしない?

「あの時は同性愛だと思った」
「あの時はポリアモリーだと思った」
「やっぱ違った」
「最近はそうでもないかも」

そういうの、別にいいよね?笑

そういうことって実際あるし、それが素直で正直な気持ちなんだったらそれでいいよね。
だから、「セクシャリティは後から変えていい」ってことにしようよ。


で、それからもう一つ。
カミングアウトの問題だよね。

親や友達に隠し続ける、嘘をつき続けるってすごくつらいと思う。
本当に大変だよね。 

ただ、カミングアウトする前に知っておいて欲しいのは、「周りの人は何も分からない」ってこと。

すごく残念なことなんだけど、周りの人はセクシャリティに関してあなたよりもずっと意識が低いってことね。
よく知ってる人、よく分かってる人っていうのはほとんどいないと思う。

同級生でも大人でも、あなたほど真剣にセクシャリティについて考えてないから分からないんだよね。
だからほとんどの人の言うことは当てにならないし、頼りにならない場合が多いと思う。
すごく残念なことなんだけどね。

だからおすすめなのは、セクシャリティについて詳しい人を探すこと。
何かしらセクシャリティについて話せる場所を見つけること。

例えばTwitterでセクマイトーク専用のアカウントを作って、同性愛とかポリアモリーについて話してる人と繋がるとか。
近くに参加できるセクシャルマイノリティのサークルがあったら参加してみるとかね。

そういうふうに、セクシャリティについてよく知ってる人、よく分かってる人と出会うことができるといいよね。

あなたが若者であっても年寄りであっても、そんなことに関係なくあなたのセクシャリティを真剣に大切に取り扱ってくれる人。
そういう人が見つかるといいかもしれないね。

はい、そんな感じでした。

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それではまた次の記事でお会いしましょう。

セクマイカウンセラーのダイヤでした。ラビュー❤︎

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ABOUTこの記事をかいた人

パンセクシャルでポリアモリーでADHD虹 当事者カウンセラーとしてオンラインカウンセリングやYouTube配信など各メディアで積極的に活動中。