カウンセラーが答える! 「親はこの世に一人だけ」のウソ 親を大切に思えなくても○○すればOK

親はかけがえのない存在だとか、自分を生んでくれた親はこの世にたった一人だけだとか。それって実はウソなんだよね。
無償の愛を注いで面倒を見てくれる人、人生の大切な基本を教えてくれる人、いつでも守って全面的に味方してくれる人。
そういう人って、親以外にもいっぱいいるんだよ。

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大人の保健室へようこそ、セクマイカウンセラーのダイヤです。
このチャンネルでは、セクシャリティや発達障害などについての質問にお答えしています。
今日のテーマは「『親はこの世に一人だけ』のウソ」。

確かに、生物学的な親はその人しかいないけど、生物学的な親が必ずしも自分にとっていい保護者とは限らないよね。
そういう場合だったら、必ずしもその人に面倒を見てもらう必要はないよね。

親のように無償の愛情を注いでくれる人はこの世にたくさんいるから。

「この人しかいない」っていう閉塞感はものすごくストレスになるの。
実際には、親のように面倒を見てくれる人。かわいがってくれる人。
そういう人って、たくさんいるんだよね。

だから、血縁関係の生物学的な親に執着する必要ってないよね。

近所のおじさんおばさん 
学校の先生 
習い事の先生 
職場の上司

自分をまるで我が子のように愛してくれる人って、この世の中にたくさんいるから大丈夫なんだよね。

親は、自分で見つければいいの。
自分で選んで自分で決めていい。
「この人を親として慕おう」っていうふうに、好きな人を自分の親に決めちゃえばいいよね。

でね、「この人しかいない」っていう閉塞感がストレスになるのは、実は親の方にとっても同じなんだよね。
自分が血を分けた子供とか、生物学的な子供とかに執着しすぎると、かえって関係が悪くなるってこともあるよね。
無償の愛情を注げる相手は、この世の中に生物学的な子ども以外にも、たくさんいるよね。

「誰かを我が子のようにかわいがりたい」
「無償の愛をめいっぱい注ぎたい」

そういう気持ちがあるなら、それは別に、血のつながった子供じゃなくてもいいよね。

そしてさらに、そういう関係性は変化してもいいんだよね。
別に一つの関係が長く続かなくてもいいの。
長い関係がいい関係とも限らないから。
自然に長く続くならそれでいいけど、お互いにそれぞれ変化して、状況も変化して。
自然に縁が途切れるなら、それはそれでいいよね。

10代の頃はあの人が親だった
20代の頃はあの人だった
30代の今はこの人が自分の親

そういうふうに、人生の中で何人もの親がいるってすごくステキなことじゃない?

だから、合わなくなったらまた別の親、別の子供を探せばいいよね。

親のように尊敬できる人
子供のように愛せる人

そういう人が数年おきに変わったっていいんだよね。
この世界中に愛すべき存在っていうのは、無数にたくさんいるから大丈夫。
人間関係とか人とのご縁とかって、常に循環してるのが自然で健康的なの。
いらないご縁を捨てて、必要なご縁を残して、また新しい人と出会うっていうこと。
それが、自然で健康的な状態だよね。

「この人しかいない」とか
「長く関係を続けなくちゃいけない」とか。

そういうふうに、ムリして執着してがんじがらめになってると、関係をこじらせるから要注意だね。

ハイ、そんな感じでした。

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ABOUTこの記事をかいた人

パンセクシャルでポリアモリーでADHD虹 当事者カウンセラーとしてオンラインカウンセリングやYouTube配信など各メディアで積極的に活動中。