LGBTの人ってすぐ「差別だ」って言うから怖いし、いつもケンカ腰で感じ悪いよね。
それに、結局なにをして欲しいのか分からなくて面倒。
ノンケの人がLGBTに対してそんなふうに思ったりすることあるよね。
じゃあどうしたらいいのか、一緒に考えてみようか。
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大人の保健室へようこそ、カウンセラーのダイヤです。
今日のテーマは「LGBT 腫れ物扱い」。
ここ数年で、LGBTっていう言葉の認知度がすごく上がったよね。
その流れで、セクシャルマイノリティが腫れ物扱いされてる風潮がちょっとだけあったりするんだよね。
わたし自身は、その状況にすごく胸を痛めてるの。
あのね、ノンケの人にも、セクマイの人にも、両方に知っておいて欲しいことがあるの。
それはね、ノンケとセクマイだったら住んでる世界が全く違うってこと。
例えて言うなら、ノンケは東京に住んでる。
冬になって一番寒くても0度ぐらい。そういう世界に住んでるとするでしょ。
そうすると、セクマイの人はマイナス20度の世界に住んでるんだよね。
前に、「LGBT なんでみんな病んでるの?」っていう記事でも説明してるんだけど。
自分のセクシャリティを隠して生きるっていうのは、すごく大変なことなんだよね。
ノンケの人の何十倍のストレスを抱えて生きることになるよね。
セクシャルマイノリティとして生まれたっていうだけで大変なハンデを負ってる。
嘘をついて生きなくちゃならないとか。
常に、攻撃されたり追い出されたりしないように警戒してなくちゃいけないとか。
安心安全な居場所が簡単には見つけられなかったりする。
それってすごく大変なことだよね。
精神的に不安定になりやすい背景があるんだよね。
何十年にもわたって辛い思いをしてきたし、その「辛い思いをしてる」ってことを言う機会すらなかったんだよね。
現実的に、今の日本の社会はそういう状況なの。
ノンケは、「そこまで過酷な環境なんだ」ってことを知らないし、
セクマイは、「こんなに辛いのにどうして分かってくれないの」って思ってるし。
それはすごく悲しいすれ違いだよね。
どっちも悪くないのに、すれ違っちゃってる。
お互いに、相手が自分とはぜんぜん違う環境に住んでるってことを知らないんだよね。
だから話がかみ合わない。
「相手が自分と同じ環境だろう」って思っちゃうと、話がかみ合わないよね。
でね、このすれ違いっていうのは、決して当人同士だけのせいじゃないと思うの。
社会全体の問題だよね。
社会全体で考えなくちゃいけない。
具体的には、ノンケの人とセクマイの人の間に立って通訳をする人が必要だよね。
ノンケに対しては、
「セクマイの人たちはこういうふうに暮らしてるんだよ」
「こういうことに困ってるよ」
「こういうふうにしてもらえると助かるよ」ってことを伝える。
セクマイに対しては、
「あなたは間違ってないよ おかしくないよ」
「怖いのは当然だよね」
「ノンケの人たちは悪気があって言ってるんじゃないんだよ」ってことを伝える。
そういうふうに、間に立って両者を繋ぐ役割の人が必要だよね。
これから先の未来に、そういうノンケとセクマイの間をつなぐ通訳になってくれる人が少しずつ増えていったらいいなって思います。
ハイ、そんな感じでした。
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それではまた次の記事でお会いしましょう。
セクマイカウンセラーのダイヤでした。ラビュー❤︎
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