それまで自分のことをノンケだと思っていたんだけど、結婚して、子供が生まれて、その後に自分のセクシャリティに気付くって言うことは、けっこうよくあるの。
結婚したときは本当にパートナーのことが好きだった。
だから、自分さえ黙っていればみんなが幸せでいられるんじゃないかなっていうふうに考えたりもするんだけど、
でももうこれ以上自分のセクシャリティをごまかしてると、生きていくこと自体がしんどくなっちゃうっていう。
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にじいろ保健室へようこそ、カウンセラーのダイヤです。
このブログでは、セクシャルや発達障害などについて発信しています。
今日のテーマは「りゅうちぇるの離婚」。
タレントのりゅうちぇるさんとぺこさんが離婚したよね。
セクシャルマイノリティの当事者カウンセラーとして、わたしの意見を話してみるね。
あくまでも一般論として参考までに、わたしがいつも接しているセクシャルマイノリティの人たちによくあるケースを紹介するね。
実はね、それまで自分のことをノンケだと思っていたんだけど、結婚して、子供が生まれて、その後に自分のセクシャリティに気づくっていうことはけっこうよくあるの。
結婚したときは自分のことをノンケだと思ってた。
それまでは異性を好きになったことしかなかった。
なんとなく、うすうす「自分って普通とはちょっと違うかもな?」っていう違和感がありつつも、ハッキリと同性を好きになった経験がなかった。
「自分ってなぜかLGBT+の友達多いな」とか
「自分はLGBT+じゃないけど、友達多いから、みんなのこと応援したいな」とかっていうふうに思ってるんだよね。
で、子供が生まれた後に同性を好きになったりとか、そういう経験をして
「あれ…?
自分はもしかしたらセクシャルマイノリティなのかもしれない」
って気づく。
で、気づいちゃった以上は自分のセクシャリティをハッキリと認めるしかない。
そうしないともう生きていくことさえツラくなっちゃう。
そういう状況になることって実はけっこうよくあるんだよね。
確かに差別が強かった昭和の時代には、自分がゲイであることを自覚しているのに、それをパートナーに隠してだますようにして結婚するっていう。
そういうケースもあったんだけど、最近はそうでもないんだよね。
どっちかっていうと、
結婚した後に自分のセクシャリティに気が付いた
それまでは自分のことをノンケだと思っていた
そういうケースの方が最近は多いのね。
決してパートナーのことをだまそうとしたとか、世間体のために都合よく利用しようとしたとか、そういうわけじゃなくて。
結婚したときは本当にパートナーのことが好きだった、愛してた。
だから、自分さえ黙っていればみんなが幸せでいられるんじゃないかって、そう考えたりもする。
でもこれ以上自分のセクシャリティをごまかしていると、生きていくことがしんどくなっちゃうっていう。
そういう壮絶な苦しみを抱えていたりするケースはよくあるんだよね。
10代とか、そういう早い時期に自分のセクシャリティに気付く人もいるけど、長い間自分をノンケだと思って生きてたんだけど、50代とか60代とか、そういう年代で突然セクシャルマイノリティであることに気づくっていう人もいるんだよね。
なんにしろ、だからって不幸ってわけじゃ全然ないよね。
その結婚していた期間が愛と幸せに溢れた素晴らしい時間だったことには変わりはないし、これからはそれぞれに新しい人生があるしね。
だから、本人もパートナーも子供も、家族の形とか役割とか世間体とかそういうものに関係なくそれぞれに自分らしく生きていけるといいよね。
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