「ノンバイナリージェンダー」っていう言葉、聞いたことあるかな?
性別を男性と女性二つだけに分けない考え方のことね。だから、中性もあるし、両性も無性もあるよってこと。
そしてこの「ノンバイナリー」っていう言葉の本質は、「選択肢は二つだけじゃないよ」「世界はもっともっと広いんだよ」ってことなの。
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大人の保健室へようこそ、セクマイ発達カウンセラーのダイヤです。
このチャンネルでは、セクシャリティや発達障害などについての質問にお答えしています。
今日のテーマは「ノンバイナリーって何?」
この言葉は、2000年代に入ってからは、特に性別の話題の時に使われてるよね。
男性か女性かどっちかだけじゃなくて、中性とか両性とか無性とか、そしてそれ以外の性別もあるよねっていう考え方のことなのね。
それを、「ノンバイナリー」って言うの。
で、じゃあこの言葉のもともとの意味と本質的な意味を説明するね。
「バイナリー」っていうのは、もともとは数学の言葉で「二進法」っていう意味なのね。
0か1かどっちかだけの考え方だよね。
だからすごく正確に言うと、二進法以外の物は全て「ノンバイナリー」ってことになるの。
10進法のものも12進法のものも全て「ノンバイナリー」なんだよね。
で、科学とかコンピュータープログラミングでは、バイナリー(二進法)が便利だから使われてるんだよね。
だけど、実際の生活の中では二進法だけでは足りない場面がたくさんあるよね。
ノンバイナリーなものって生活の中にはたくさんあるよね。
ここからはわたしの解釈になるけど、この「二進法」っていう考え方を人生に当てはめてみるとこうなるの。
人生や世界を二進法で見るとこうなる。
「世の中には善か悪かどっちかしかない」
「成功か失敗か、どっちかしかない」
「愛か憎しみか、男か女か、どっちかしかない」
つまり、もっと言えばこういうこと。
「〇じゃないなら×でしょ」
「〇じゃないものは全て×だよ」
「この世には〇と×以外には存在しない」
これがバイナリー(二進法)っていうことだよね。
じゃあ今度は、「ノンバイナリー」っていう言葉を生活の中に、人生の中に当てはめて考えたらどういう意味になるかって言うと。
「生きてることは〇×じゃないよ」
「選択肢は二つだけじゃないよ」
「もっともっと無限にあるよ」
「その中間もあるし、その外側もあるし、両方ってこともあるよ」
「どれも全部ステキなんだよ」
それがノンバイナリーっていう考え方、ノンバイナリーっていう生き方なの。
だから、性別の話に限らず、人間としての生き方とか、愛とか、仕事とか、そういうことに対してのスタンスなんだよね。
この「ノンバイナリー」っていう言葉をちょっと詩的に言うなら、わたしたちは二進法に収まらない広くて豊かな世界に生きているっていうことなんだよね。
ハイ、そんな感じでした。
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