にじいろ保健室へようこそ、セクマイ発達カウンセラーのダイヤです。
今日のテーマは「カミングアウト された側」。
知り合いからセクシャルマイノリティですってことをカミングアウトされて、
「どうしよう~~~~」
ってなっちゃうこと、あるよね。
じゃあそういう時にどうしたらいいかって言うことを説明していくね。
まずね、わたしの体験談から行くと、質問をしてくれる人はいい人だなって感じるよ。
カミングアウトしてるっていうのは、自分のことを知ってほしいっていう気持ちなんだよね。
「この人だったら自分のことを分かってくれるかも」とか
「この人に自分のことを知ってほしい」っていう気持ちがあって、カミングアウトしてるんだよね。
だから、興味を持っていろいろ率直に聞いてくれるのがうれしいかな。
まず、一番最初に言った方がいいのはこれ。
「今までの自分の発言で傷つけちゃってたことなかった?」
「もしかしたら、今までの自分の発言で傷つけちゃってたことがあったかなと思って不安だから、教えてくれる?」
こんなふうに言えるといいと思う。
それから、
「何か困ってることある?」
「どうサポートしたらいいかな?」
とか。
さらに、
「どういう人が好みなの?」
「今付き合ってる人とか好きな人とかいるの?」
とかって、詳しく相手の恋愛の状況を聞いてあげると話が弾むんじゃないかな。
カミングアウトされたときに動揺しちゃうっていう、その心理を簡単に説明しておくね。
なんで動揺しちゃうかって言うと、「良き理解者にならなきゃ」っていうプレッシャーがあるからなんだよね。
メディアの中では、「上司がこんな感動的なセリフを言ってくれた」とか、
「親がこんな感動的な愛で受け入れてくれた」とかね。
そういうエピソードがいっぱいあるじゃない?
だから、それでプレッシャーになっちゃってるんだよね。
でも、実際は動揺したり驚いたりもするじゃない?
当たり前だよね、人間だから。
最初から完璧な良き理解者になろうとしなくていいと思うの。
分からなかったり、間違えたりもするじゃない?
「そういう自分だけどあなたと一緒に学んでいきたいと思うから、よかったら教えてほしい」
そういうスタンスで話すとお互いに気持ちが楽なんじゃないかな。
そこから、セクシャルマイノリティの人に対して
「こういう言い方がよくないんだな」
「こういう態度がよくないんだな」
「これはうれしいんだな」
そういうことを、その人と過ごす日々の中でちょっとずつ学んでいけばいいと思うのね。
カミングアウトっていうのは、その人との関係性を作っていくスタートなんだよね。
だから、そこから時間をかけてお互いに少しずつ知り合っていくことが一番いいんじゃないのかな。
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