依存症の原因と治し方  SNS依存・アルコール依存・ギャンブル依存・恋愛依存がやめられない

大人の保健室へようこそ、セクマイカウンセラーのダイヤです。
今日のテーマは「依存体質の原因と治し方」。

依存体質の根本的な原因を簡単に言うと、二元論って言われるような

「正解は一つだけ」
「それ以外はすべて間違い」
「間違ってるものは直さなくちゃいけない」

っていう考え方なのね。

物事を全て善悪のどちらかに分けようとする、そういう二元論が強迫観念になって依存行動に結びついてる場合がけっこうあるのね。

二元論っていう言葉を簡単に説明すると、「物事は善か悪かのどっちかしかない」っていう考え方のことなの。

例えば今ここにAさんとBさんがいるとするよね。で、二人がケンカしました。
その時に、もしAさんが善ならBさんは悪だ。
Bさんが善ならAさんが悪だ。
理論的にそれ以外にありえない。

っていうね、そういう考え方ね。

この二元論っていうのは、科学や数学の理論として使うにはすごく便利なんだよね。
データを管理するには効率がいいよね。
でも、現実的には単純すぎるんだよね。
現実世界でこの考え方だけで生きていくのはちょっと無理があるでしょ。

AさんとBさんの例で言うと、現実的にはどっちもそれぞれに事情があって、どっちも悪かったけどどっちも悪くなかった。
そういうことってあるよね。

それなのに、この二元論は現代社会で生きる人の生活の中にけっこう根強く刷り込まれちゃってるのね。

「正解は一つだけ」
「それ以外はすべて間違い」
「間違ってるものは直さなくちゃいけない」
「努力して正解に近づけるべき」
「改善するべき」
「改善の努力をしないのは怠慢だ」

そういう考え方ね。
これが強迫観念になって依存行動とか執着行動を引き起こしてるんだよね。

よくあるのが、例えばこういう強迫観念。

「お金持ちで頭がよくて友達が多くて顔が小さくて手足が長いことが正解であり、それ以外は全部間違い。
だから今の自分は間違いで、努力して正解に近づかなくちゃいけない」

こういう強迫観念にさらされてる人ってけっこう多いよね。

そうすると、極端に美を追求しようとして整形を繰り返すとか。
極端に利益を追求して冷酷なお金儲けに走る、そしてその反動で巨額の借金を作るとか。
そういう依存行動に出やすいんだよね。

その根本には、「今の自分は間違ってるから直さなくちゃいけない」っていう強い思い込みがあるんだよね。

心理学の専門用語ではそういうのを「認知のゆがみ」って言うのね。

お金を稼げない自分はダメ人間だ。
頭が悪い自分は価値がない。
友達が少ないのは恥ずかしいことだ。
背が低くて太ってる自分は醜い。

そういう偏った強い思い込みがあるんだよね。
これはね、偏った一つの意見でしかないのに、それが絶対的な唯一の正解だってふうに思い込んじゃってる。
それが認知の歪み、強迫観念だよね。

だって、お金がなくても頭が悪くても友達が少なくても背が低くて太っていても、それイコール悪ではないよね。

お金がないからこそ豊かな気持ちで過ごせるっていうこともあるし、
頭が悪いおかげで人間関係がスムーズに行くことってあるでしょ。
友達が少ないことのメリットっていっぱいあるし、
背が低くて太っている人にしかない美しさって絶対あるじゃない。

だから、お金持ちも素晴らしいし貧乏なのも素晴らしい。
痩せてるのも太ってるのも素晴らしい。
どういう自分でも魅力的で素晴らしい。

っていうふうに、少しその二元論の強迫観念を緩めることができれば、自然と依存行動も少なくなってくるんだよね。

もう一歩進んで言うなら、その二元論の反対にあるのは、仏教や神道で言うところの「あるがままを受け止める」っていうこと。
無為自然っていうことね。

だから、「自然体で生きる」っていうのが、依存行動から解放される一番の近道なのかもしれないね。

はい、そんな感じでした。

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それではまた次の記事でお会いしましょう。
セクマイカウンセラーのダイヤでした。ラビュー❤

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ABOUTこの記事をかいた人

パンセクシャルでポリアモリーでADHD虹 当事者カウンセラーとしてオンラインカウンセリングやYouTube配信など各メディアで積極的に活動中。