役に立ちたいとか人を助けたいとかっていう気持ちが強迫になって、自分も相手も苦しめてるようだったら、ちょっとしんどいよね。
その原因は、厳しすぎる条件付きの愛に傷ついてきたことにあるの。だから、その痛みを癒してあげることが大事じゃないかな。
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大人の保健室へようこそ、セクマイ発達カウンセラーのダイヤです。
このブログでは、セクシャリティや発達障害などについての質問にお答えしています。
今日のテーマは「役に立たなくていい」。
自分を肯定するために人を助けて、それが脅迫になっていて、結果的に自分も相手も苦しくなっちゃう。
そういうのを、専門用語だとメサイアコンプレックスって言ったりするの。
人の役に立ちたい、人を助けたいって言う気持ちが強すぎてしんどくなっちゃう状態のこと。
これはね、大体原因としては親が忙しかったっていうことが多いのね。
親が忙しい家庭だと、長男長女は弟妹の面倒を見ることだけが自分の存在価値だと思い込むし。
弟妹の方は、家の中で役に立たなかったっていう罪悪感が強くて、外では過剰に人の面倒を見ようとするの。
「役に立たないと愛してあげないよ」
「役に立たないとここにいちゃいけない」
「仕事をしてお金を稼いでこないと愛してあげないよ」
そういう、ちょっと厳しすぎる条件付きの愛に傷ついてきたんだよね。
こういう心の傷があると、過剰な責任感とか強迫観念で苦しくなっちゃうよね。
「わたし役に立ってるでしょ」
「だからもっと愛してよ」
「こんなにしてあげてるのにどうして答えてくれないの?」
「思い通りの状況じゃないと幸せになれない」
こういう心理になっていって、やがてそれがDV・モラハラ・ストーカーの問題につながっていくのね。
こういう、条件付きの愛に傷ついてきた気持ちを癒していないと、DV・モラハラ・ストーカーの加害者にも、被害者になりやすいの。
だからこういう問題を抱えてる人は、アダルトチルドレンとか愛着障害とか。
そういうものを克服することが大事だね。
具体的に言うと、
条件付きの愛に傷ついてきた気持ちを癒してあげること
本当は甘えたかったっていう気持ちを認めてあげること
「家事労働をしなくても愛してるよ」
「家族の面倒を見なくても愛してるよ」
「仕事をしててもしてなくても愛してるよ」
「何の役に立たなくても、それでもあなたを愛してるよ」
って言ってほしかったよね。
社会の役に立ってなくても、誰の役に立ってなくても、あなたは充分魅力的でステキな存在だよね。
人間って道具じゃないから、別に何かの役に立つために生きてるわけじゃないよね。
あなたが生きたいと思うなら生きてていいはずだよね。
まだもう少しこの世界を楽しみたいなって。
「コンビニの美味しいスイーツ食べたいな」
「日曜日に朝寝坊してダラダラするの楽しいな」
「公園を散歩しながら音楽聞くの楽しいな」
生きる理由としてはそれで充分だよね。
存在意義なんてそういうことでいいの。
役に立つ必要なんて全然ないよ。
コンビニのスイーツ美味しいとか、
朝寝坊が気持ちいいとか、
公園を散歩するのが楽しいとか。
そう感じられるなら、それだけであなたは充分人として素晴らしいよね。
それがあなたの存在意義であり、存在価値だよね。
ハイ、そんな感じでした。
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