性的同意って言って、「性的なことをする時はお互いに明確な同意を取りましょう」っていう考え方があるよね。
じゃあ、どうやってその同意を確認するのかって言ったら、ふだんかイヤなことをイヤと正直に言える信頼関係を作っておくってことだよね。
パートナーと、言いたいことを言える関係が作れてるかどうかが大事。
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大人の保健室へようこそ、セクマイカウンセラーのダイヤです。
このチャンネルでは、LGBTや発達障害などについての質問にお答えしています。
今日のテーマは「性的同意の取り方」。
「性的な行為をするときは明確な同意を取りましょう」
じゃあ性的同意ってどうやって取るの?
ムードが壊れちゃうんじゃないの?
っていう疑問、あるよね。
この「性的同意」ってね、性的なことをする場面になってから取ろうとしてたら遅すぎるんだよね。
そのずっと前からやらなくちゃいけないこと、ふだんからやっておくべきことっていうのがあるの。
一つ目は思ってることを正直に言える信頼関係
二つ目はそれぞれが求めてる関係性の確認
一つ目:イヤなことをイヤと言える関係
「この人だったら何を言っても一方的に怒ったりはしないだろう」っていうふうに、気まずいことでも正直に打ち明けることができる。
嫌なことを断っても、そのせいで関係が壊れたりしない。
そういう信頼関係が大切だよね。
それがあれば、ムードはそんなに問題にならないはずなんだよね。
「エッチしたくなってきちゃったな」とか「エッチしたいけどどうかな?」とかいうやんわりした言い方で聞けばいいし。
「う~ん今日はちょっと」とか「そうでもないかも」っていうやんわりした言い方で断ればいいよね。
ここで問題になってくるのは、ジェンダープレッシャーなのね。
女性は「エッチしたい」って言いにくいよね。
社会的に、女性がそういうことを言うのは恥ずかしいことだとか、男性の方から言われるのを待つべきだとか。男性がそう言ってくれるように誘導するのが奥ゆかしいとかね。
男性は「エッチしたくない」って言いにくいんだよね。
据え膳食わぬは男の恥とか、男らしくないとかね。
でも本当に信頼し合ってる心の絆のあるカップルなんだったら、男性であっても女性であってもやりたいことをやりたいと言える。
やりたくないことをやりたくないと言える。
そういう関係をふだんから作っておくが大事だよね。
二つ目:それぞれが求めてる関係性の確認
AさんとBさんがカップルだとしたら。
Aさんはどういう関係性でいたいのか
Bさんはどういう関係性でいたいのか
それが一致してるかどうかを確認しておく必要があるよね。
心の交流をする関係がいい
エッチを楽しむ関係がいい
心の交流とエッチ両方を楽しむ関係がいい
またはそれとは全然違う別の関係がいい
両者の間でそれが一致してるかどうかを確認しておかないといけないよね。
ここが一致してないと問題が起こるからね。
性的同意を取るっていうのは、性的なことをする場面でただ言葉だけでイエスかノーかっていう返事だけじゃなくて、ふだんからの信頼関係とか、それぞれが求めてる関係性の確認だったり。
そういう丁寧なパートナーシップを作ることが大前提になると思うよ。
ハイ、そんな感じでした。
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