自分で自分の足を引っ張るようなことをしたりとか、不幸グセがあるとか。
人って、時々わざと自分の状況を悪くするようなことをするよね。
そういう、「自己破壊行動」とか「自罰感情」って言われる心の働きを、分かりやすく説明するね。
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大人の保健室へようこそ、カウンセラーのダイヤです。
今日のテーマは「自己破壊行動って何?」
自己破壊行動とか自罰感情とか。
こういう言葉の心の仕組みについて、分かりやすく説明するね。
まずは、自己破壊行動の方ね。
自己破壊行動とか、自己破壊欲求とか、自己破壊衝動って言われたりする心の働き。
いつもダメな人とばっかり付き合うとか。
つらい仕事ばっかり選ぶとか、
しょっちゅう知り合いに大金を貸してしまうとか。
もっといくと、虚言癖とか、窃盗癖とかね。
そういう、わざわざ自分の状況を悪くするような行動のこと。
そういう行動がどういうメカニズムで起こるかっていうと。
健康的な家庭であれば、子供は思春期に親に反抗するでしょ。
親に対して、怒りや憎しみをぶつけるよね。
親を否定して、親を破壊して、そうやって自我を作って一人の大人として自立するよね。
これが健康的な家庭だよね。
家庭が家庭の機能を果たしている状態だよね。
でも、機能不全家族って呼ばれるような状況で、親に余裕がなかったり家庭が家庭の機能を果たしてなかったりすると。
子供は親に怒りや憎しみをぶつけることができないんだよね。
で、そのエネルギーを全部自分に向けちゃうの。
本来は、「絶対的な支配者だった親という存在を破壊する」っていうのは、すごく健康的な成長過程だよね。
だけど、それができない状況だと、その破壊欲求を自分に向けちゃうの。
だから、何かの選択肢が来た時に全部悪い方を選んじゃう。
どっちの仕事にしますか?
どっちの人を恋人にしますか?
そういうクエスチョンが来た時に、わざと自分を破壊するためにできるだけ悪い方、できるだけ不幸な方を無意識に選んじゃうんだよね。
それは、親に対して素直にぶつけることができなかった怒りや憎しみや破壊欲求を自分にぶつけてるから、そうなっちゃうんだよね。
長時間労働で体を壊すまで働くとか。
巨額の借金をするとか。
何度も大きな交通事故に遭うとか。
あんまり好きじゃない人と付き合うとか。
家をゴミ屋敷にするとか。
繰り返し嘘をつくとか。
繰り返し盗みを働くとか。
そういうのは、全部自己破壊行動なんだよね。
で、もう一つの「自罰感情」ね。
これはね、自己破壊行動とよく似てるの。
これはどういうメカニズムかっていうと。
親とか、恋人とか、親友とか。
そういう身近な人が経済的な問題を抱えてたり、精神的な問題を抱えてたりすると、人ってすごく強い罪悪感を持つようになるのね。
「大切な人を助けてあげられない自分」
「大切な人の期待に答えられない自分」
「大切な人を悲しませる自分」
そういうふうに、常に申し訳なく思うようになるの。
自分がダメなせいで大切な人が傷ついてる。大切な人が悲しんでる。
って考えるようになるんだよね。
「大切な人を幸せにしてあげられない自分を誰か責めて罵ってください」
「誰か罰してください」
こんなふうに、自罰感情っていうものがどんどん育っていくの。
そういう「助けてあげられない」っていう無力感もあるし、もう一つには「好きな人と同じでいたい」っていう同調の気持ちもあるのね。
親とか恋人が経済的な問題とか精神的な問題を抱えてると、自分もその人と同じでいたいっていう気持ちが自然に起こるものなんだよね。
だから、自分だけがお金持ちになっちゃったり、自分だけが健康的に幸せになっちゃったりすると、その人との絆がなくなっちゃう。
その人との愛情関係が続けられなくなっちゃう。
そういう不安があるの。
そうすると、やっぱり同じように人生の選択肢が来たときに、全部悪い方を選んじゃうんだよね。
それが、自己破壊行動とか自罰感情って言われるものの心のメカニズムなの。
ハイ、そんな感じでした。
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それではまた次の記事でお会いしましょう。
カウンセラーのダイヤでした。ラビュー❤︎
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