承認欲求が強いっていうのは、それだけ居場所を求めてるってことなのね。
ありのままの自分の存在を認めてもらえる居場所がなくてつらいっていう、孤独な気持ちがあるんだよね。
♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎
大人の保健室へようこそ、カウンセラーのダイヤです。
今日のテーマは「承認欲求の正体」。
承認欲求っていうのは、一般的には「認めて欲しい」「分かって欲しい」っていう気持ちのことだよね。
で、じゃあその裏側にはどういう心理があるかっていうと。
「あなたはわたしのことを認めてくれないはずだよね?」
「あなたはわたしのことをきっと分かってくれないに違いない」
そういう心理が、承認欲求の裏側にはあるの。
「承認欲求が強すぎてウザい」って言われちゃうような人ていうのは、過去に自分らしさを認めてもらえなくて居場所を奪われるような出来事があったんだよね。
セクマイだったり発達障害だったりすると、自分らしさを受け入れてもらえないとか自然にしてるだけなのに人格を否定されるっていうことがすごくよくあるのね。
承認欲求が強くてウザいって言われちゃうほど、自分でもその承認欲求のせいでしんどくなるほど大変っていうことだったら、それは個人のやり取りではないケースが多いのね。
単純に1対1で対等にケンカしたとか誤解や行き違いがあったとか、そんなレベルの出来事ではないケースが多いの。
1対大勢で攻撃されたとか。
集団で攻撃されてグループを追い出されるとか。
そういうようなことがあった可能性が高いのね。
居場所を奪われるっていうのは人間にとって生死に関わるストレスなのね。
すごく深刻で重大なストレスなの。
居場所がないことで人間は死ぬことがあるんだよね。
居場所を奪われたっていう、その時のストレス、その時の事件が自分の中でまだ終わってないんだよね。
居場所を奪われた悲しみだったり、またはいまだにそれに代わる居場所を見つけられていない孤独感だったり。
そういう気持ちが強いんだよね。
だから、恋人や友達に対して過剰に
「認めてほしい」「分かって欲しい」「なんで分かってくれないの?」
ってなっちゃうの。
常に見捨てられ不安で焦ってるんだよね。
それが承認欲求の正体なの。
だから、過去の悲しみを癒すこと。
認めてくれるコミュニティを探すこと。
ありのままに自分らしくいられる場所を作ること。
そういうふうにすると、自然に承認欲求とか自己顕示欲が満たされていくんじゃないかな。
そんな感じでした。
「このお話イイな」と思ったらサポートしてね♪