セクマイ・発達障害の人にとって、病院ってすごく怖い場所だよね。
具体的にどういう部分が苦手なのか、どう対処したらいいのかを説明するね。
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大人の保健室へようこそ、セクマイカウンセラーのダイヤです。
このブログでは、LGBTや発達障害などについての質問にお答えしています。
今日のテーマは「大人の病院嫌い」。
セクシャルマイノリティだったり、発達障害だったりすると、病院ってかなり大変だよね。
じゃあ具体的に、どういうところが苦手なのか挙げてみるね。
・物理的な問題
注射針や検査の綿棒が痛い
検査用のバリウムで気持ち悪くなる
冷たい台に乗ったり金属が体に触れたりする
消毒液などの匂いがきつい
感覚過敏があると、他の人にとっては些細なことでも、自分にとってはものすごくツラいことなんだよね。
だから、これだけ強い刺激があるからすごく疲れちゃうよね。
・心理的な問題
お医者さん看護師さんとは言え知らない人に体を見られる
上から目線で一方的に指示される
事務的でマニュアル通りの説明
素人には分かりにくい説明
高圧的な態度で質問しにくい
重要書類をたくさん渡したり渡されたりする
手続きが多い
待ち時間が長い
こんなふうに、セクシャルマイノリティや発達障害の人にとってはすごく苦手でツラいことがたくさんあるよね。
だから、イライラしちゃったり落ちこんじゃったりするのは当然のことだよね。
じゃあそんなふうに、物理的にも心理的にもたくさん問題があるから、病院に行く時にどうしたらいいかっていう対処方法を挙げてみるね。
・丸一日予定を空ける
実際に病院に行く時間が1-2時間だったとしても、朝から夕方まで他の予定を入れないでおくと、気持ちの余裕をもって過ごすことができるよね。
・一つ一つの作業の合間に椅子に座る
受付で問診表を書いて、保険証を渡して、とかね。
それから、待合室に呼ばれて。
診察が終わって。
お会計をして。
そういう一つ一つの作業を、「ハイ次これです」「ハイ次これです」って言われちゃうんだけど、とりあえず「分かりました」ってだけ言って、近くにある椅子に座るといいと思う。
いったん座って、カバンの中身を整理して、気持ちを落ち着けて。
今自分はどのステップにいるのか。
何の作業を追えて、何の作業に向かってるのか。
そういうことを整理すると楽になると思う。
ついでにそういう時に、検査の器具が体に当たって気持ち悪かったとか、一方的に説明されてパニックになったとか。
そういう心の乱れも整えるといいよね。
もしかしたらちょっと、看護師さんとか受付の人に変な顔されるかもしれないけど。
それでも、合間合間でできるだけ椅子に座って2-3分でいいから休憩すること。
これがあるだけで、病院の一連の流れがちょっと楽になるよ。
・終わったら休む
おうちでゆっくり寝るとか。
お風呂屋さんに行くとか。
美味しいものを食べるとかね。
お気に入りのカフェに行って、一番好きなものを飲むとかね。
そういう時はね、もうどんどんホイップクリームもトッピングして、キャラメルソースもトッピングして。
自分にごほうびをあげるといいよね。
一番おススメなのは、自然のある場所に行くことなのね。
ちょっとした公園でいいから、ベンチに座って空を見たり、木や花を見たり。
そういうふうに、自然に触れられる場所でゆっくりできると、病院で受けた大きな心と体のダメージを回復することができるんだよね。
病院ってものすごくハードルの高いところなんだけど、そんなふうにしてちょっとずつ苦手を克服してみるといいんじゃないかな。
ハイ、そんな感じでした。
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