カウンセラーが答える! どこからがセクハラなの? 暴力はグラデーション 自分を丁寧に扱おう

セクハラってどこからがアウトなのか分かりにくいこと、あるよね。
何をしたらセクハラになっちゃうのか、何はセーフなのか、どうしたら加害者にならないでいられるのか、簡単に説明するね。

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大人の保健室へようこそ、セクマイカウンセラーのダイヤです。
このブログでは、セクシャリティや発達障害などについての質問にお答えしています。
今日のテーマは「どこからがセクハラなの?」

セクハラ、モラハラ、いじめ、差別。
こういうものを全部まとめて「暴力」って言うとするよね。

そうすると、

明確に100%暴力じゃない言動と
明確に100%暴力な言動っていうのがあるよね。

例えば「あいさつ」とかは明確に100%暴力じゃないってことになるし、
「怒鳴る」「殴る」「刺す」とかっていうのは明確に100%暴力ってことになるよね。

そんなふうに、それぞれ両極端にあるとすると。
その真ん中っていうのも存在するよね。
状況や相手の解釈次第で、どっちとも取れるような真ん中の言動。
いわゆるグレーゾーンって言われるような言動が、たくさんあるよね。

「あなたはいいね」っていう一言でも、褒めてる場合もあれば嫌味の場合もあるし。
あだ名で誰かのことを「メガネくん」って呼んだとして、親しみを込めて言ってる場合もあれば、意地悪で言ってる場合もあるしね。
受け取る方もうれしいって感じるか、ツラいって感じるか。
それによっても変わってくるもんね。

だから、セクハラ、モラハラ、いじめ、差別。 
一体どこからが暴力なの?
っていうことを突き詰めて考えたら、明確に区別できない場合もたくさんあるんだよね。

職場で、子供のいない人に対して「あれっ結婚してないんだっけ?」って言ったら、それはセクハラに当たるのかどうか。
日本在住歴20年のアメリカ人に「お箸使うのうまいね」って言ったら、それは差別に当たるのかどうか。
それって状況次第、解釈次第でどっちにもなるようなケースだから、グレーゾーンだよね。

じゃあ、どうしたらいいか。

誰もが加害者になる可能性を持ってることを自覚するのが大切なんだよね。
100%絶対に暴力をしないってことはムリなんだよね。
一ミリもセクハラ・モラハラ・いじめ・差別をしないっていうふうに生きることはムリなの。
自分が意図しない場面で、思わぬことで加害者になっちゃうっていうことは、必ずあるから。

どこからがセクハラで、どこからはセクハラじゃない。
どれが差別で、どれは差別じゃない。

それを明確に決めることは、実はできないんだよね。
だからこそ、そのことを頭の隅っこに置いて、自分を丁寧に扱うこと。
相手を丁寧に扱うこと。

自分の言動が、モラハラやいじめや差別になってないかどうか。
どこかで誰かを傷つけることがあるかもしれない。
そういう気持ち、そういう姿勢で暮らすことがすごく大事だと思うよ。

ハイ、そんな感じでした。

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それではまた次の記事でお会いしましょう。
セクマイカウンセラーのダイヤでした。ラビュー❤︎

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ABOUTこの記事をかいた人

パンセクシャルでポリアモリーでADHD虹 当事者カウンセラーとしてオンラインカウンセリングやYouTube配信など各メディアで積極的に活動中。