自分は好きっていうわけじゃない人に好意を向けられた時に、怖いとか気持ち悪いとか嫌いとか、そんなふうに強い拒否反応をすることを、蛙化現象って言うのね。
そういう、蛙化現象って呼ばれるような現象の裏にあるのは、「束縛されるのがイヤ」とか「断るのが心苦しい」とかっていう気持ちなんだよね。
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大人の保健室へようこそ、セクマイカウンセラーのダイヤです。
このブログでは、LGBTや発達障害などについての質問にお答えしています。
今日のテーマは、「好意を向けられるのがイヤ 好きじゃない人の場合」。
自分は好きってわけじゃない人から告白されたときに、気持ち悪いとか怖いとかっていう風に、極端に拒否反応をすることを蛙化現象って言うんだよね。
じゃあこの、気持ち悪いとか怖いっていう気持ちを、大きく二つに分けて解説するね。
①束縛されるのがイヤ
告白されて付き合うことで、束縛されたり所有物扱いされたりするのがイヤ。
それから、性的に搾取されるのがイヤっていう気持ちね。
「友達だと思ってたのに裏切られた」
「利用されるみたいでイヤ」
「わたしの気持ちを無視して恋愛のステップを進めようとしないでほしい」
そういう気持ちだよね。
逆の例で言うと、わたしの場合はポリアモリーだから、お互いに好意がありそうだなってなったら、お互いにすごく細かく相談するのね。
どういう頻度でどんなふうに連絡をするか
どういう頻度でデートをするか
性的なことはしたいのかそうでもないのか
どのぐらいの頻度でしたいのか
どういう場所でしたいのか
他にも恋人を持ちたいのか
どういうことについては話したい
どういうことについては話したくない
そういう風に、お互いの希望を細かく相談して決めるんだよね。
だから、そういう相談なしに一方的に
「告白をOKする=毎日電話して毎週デートしてそのうちセックスしてそのうち結婚するよね
当然でしょ?」
っていう態度がイヤなんだよね。
だから、蛙化現象の裏には、まず束縛されるのがイヤって言う気持ちがあると思う。
②断るのが心苦しい
断られて傷つく相手の気持ちを思って自分が落ち込んじゃうってこと。
「どうやって断ろうかな? 困ったな」
「なんて言えば傷つけないで済むかな」
「今後気まずくなりたくないな」
そういう悩みになるよね。
これはね、プレゼント商法の被害者もこういうストレスを持ってるの。
プレゼント商法って言うのは、例えばちょっとした洗剤とかを無料でプレゼントして、大きな布団を買ってもらうっていう。
そういう販売方法のことね。
これは、「せっかく〇〇してもらったんだから答えなきゃ」っていうプレッシャーがあるんだよね。
相手の気持ちに応えられないつらさね。
で、こういうストレスが溜まっていくと、やがてそれが相手に対する怒りや嫌いな気持ちになったりするよね。
まあちょっと、相手に対して悪いと思いすぎてるのかな。
もっと言うと、相手の問題を背負い込んでる所があるかもしれない。
相手がフラれて傷ついたところから、どう人生を立て直していくかは相手の問題だからね。
そんな感じで、蛙化現象の好きじゃない相手の場合について話してみたけど、次回は好きな相手の場合について詳しく話してみるね。
ハイ、そんな感じでした。
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